南向き以外もメリットあり！リビングの方角の特徴を解説

「南向きのリビング」と聞くと、明るく過ごしやすい部屋を想像するのではないでしょうか。プラスのイメージ」が強い南向きのリビングがある住まいは人気があり、物件選びで「南向き」を重視する人も少なくありません。

でも、実際のところ「南向き」以外でもメリットはたくさんあり、自分のライフスタイルに合ってさえいれば、他の向きでも住み心地が良いのです。

そこで、すべての方角の特徴とメリットについて解説していきたいと思います。

◆一日を通して明るいリビングになる「南向き」

南向きは、多くの人がイメージするように「日当たりが良い」というメリットがあります。太陽の昇りと沈みの直接的な陽射しの影響があまりなく、緩やかな太陽光が自然に差し込むリビングとなるでしょう。晴れた日なら、日中にはほとんど電気がいらないかもしれません。

それに、寒い季節になれば、太陽の暖かな光が部屋の温度にプラスされるでしょう。暖房費の節約にもなるのが嬉しいですね。日中出かけずリビングで過ごすことが多い家族がいるなら「南向き」が向いているのかもしれませんね。

東と言えば朝に太陽が昇る方角。明るいリビングで朝を過ごせます。朝一番の太陽の光を浴びれば、起きたばかりのぼんやりした頭もスッキリするでしょう。体内時計が正常に働く効果もあるのです。目覚めスッキリで仕事や学校に行くことができるのではないでしょうか。

太陽の昇る頃に合わせて起床し活動を始めるライフスタイルにはぴったりの方角と言えるでしょう。

西向きは、午後に太陽の光を取りこめるメリットがあります。午後あたりに起きる夜型の生活リズムなら、起きた頃にちょうど良い陽射しが感じられ、西向きでもメリットとなるでしょう。

ただ、「西日が大変なのでは？」と思う人もいるかもしれません。確かに、太陽が沈む夕方には特に日当たりが良いです。夏には温度が上がるのですがブラインドやカーテンなどで対策もできます。

逆に、寒い冬には日当たりの良さは嬉しいものとなります。気温が下がる夕方でもずっと太陽の暖かさを感じ、暖房費を抑えることにも繋がります。

人気の南向きとは反対に、敬遠されがちな北向きリビング。日当たり重視する人には好まれませんが、涼しい夏が過ごせるとうメリットがあります。

それに直射日光が入らないので家具や壁紙などの日焼けがないのも嬉しいポイントです。

「南向き＝日当たり抜群」というイメージが根付いている日本では南向きがベストな選択と思われがちです。でも、他の方角にもそれぞれメリットがあり、住む人の暮らし方によっては他の方角がライフスタイルとマッチすることもあります。

また、日当たりの良さは、部屋の窓の大きさ、隣地の建物の高さや距離などによっては南向きでもそれほど日当たり良好でないケースもあるかもしれません。それは、実際に物件のチェックをして確かめるしかないでしょう。

「どの方角が自分に合っているか？」は、それぞれのメリットと自分の生活パターンを照らし合わせてみることも大事なのです。