どんな方法がある?屋根リフォーム初心者が知っておくべき3つの方法

下から見ても傷みや汚れに気づかない屋根は、リフォームのタイミングが分からないものですよね。それどころか、「屋根のリフォームってどうやるんだろう?」と方法さえも分からない人が多いかもしれません。

今回は、屋根リフォームを依頼する前に知っておきたい3つの方法について解説していきます。

◆塗装~塗料を塗り直していく方法

屋根の表面に塗られている塗料は、年数が経つにつれて剥がれてしまいます。屋根材を保護する塗料を新しく塗料を塗り直すのが屋根塗装です。

◎屋根塗装のメリット

今まで塗られていた色ではなく、他の色に変えることができます。暗い色から明るい色にすればパッと惹きつける外観になるでしょう。逆に、明るい色から暗い色にすれば、落ち着いたモダンな印象になりそうです。屋根のイメチェンがしやすいのが塗装の魅力です。

また、高性能の塗料にすることで、雨漏りの防止や断熱効果を高めるのにも役立ちます。

◎屋根塗装のデメリット

塗料の剥がれ程度であれば、再塗装するだけでいいですが、下地まで傷んでいるときは、大幅な補修が必要です。

また、安い塗料で再塗装したり、正規の工程を無視した方法で塗られたりなど、「安さ」にこだわって手抜き業者に依頼すると本来の塗装の性能が得られないことも。数年後に再び塗り直ししなければならないケースもあるので注意が必要です。

◆葺き替え~屋根をフルチェンジする方法

今ある傷んだ屋根を撤去し、新しい屋根を取り付けるのが葺き替えです。

◎葺き替えのメリット

傷んだ屋根を撤去し、その下の下地や防水シートなども新しいものに交換します。すべてフルチェンジできるので、耐久性が長く期待できるでしょう。

◎葺き替えのデメリット

「古い屋根を取り除く」「下地や防水シートを新しくする」「新しい屋根を取り付ける」と、工事期間は長めです。さらに、既存屋根を撤去した処分費も加わるので、屋根リフォームの3つの方法のなかでも高額となるのが一般的です。

◆カバー工法~新しい屋根をカバーする方法

今ある屋根を撤去せずに、カバーするように新たな屋根を取り付ける方法が「カバー工法」と言います。「重ね葺き」とも言われています。

◎カバー工法のメリットは?

既存の屋根を取り払う必要がありません。撤去工事にかかる期間が省略できるため、その分の工事費用も節約できる魅力点があります。

また、部屋と外の間には「新しい屋根&古い屋根」の2枚の屋根が重なっているため、断熱面で効果があります。

◎カバー工法のデメリット…

屋根が2枚になるということは、家の上部に重みが加わるということ。地震が起こると揺れやすくなるかもしれません。

◆まとめ

ひとくちに「屋根リフォーム」と言っても、3パターンの方法があります。すべてにメリット・デメリットが存在するほか、費用もだいぶ変わります。それぞれの特徴をおさえてから工事の相談をしてはいかがでしょうか。