出演感想 レストヴィラ浜川崎

今回の公演にダンサーとして出演いただいた方より、下記の感想をいただきました。
ありがとうございます!

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バレエボランティアに参加してきました。今回で5回目。楽しかったです。私は「くるみ割人形」の”トレパック”と「白鳥の湖」の”パ・ド・トロワ”を踊りました。

バレエボランティアに参加すると、私は、アンナ・パブロワのことを思い出します。

パブロワは、世界中で公演しましたが、当時の日本を含め、立派なホールなどが整っていない国も多く、小学校の体育館か教室のようなところで踊ることもあったようです。また、今のようにメールがある訳ではないですから、連絡も大変だったでしょうし(特に外国公演の場合)、行ってみるまで会場がどんなコンディションか分からないことも多かったようです。

しかも、日程はギリギリなので、充分なリハが出来ないことも多い。それでも、いつも、目の前の観客のためになんとか辻褄を合わせる・・・。プロダンサーであるというのはそういうことなのでしょう。

バレエボランティアに参加されている方たちは上手な方が多く、振りを覚えるのもあっという間。1回ざっと振りを教えてもらって、もう次は本番!というような状況でも踊れる方ばかり。会場に合わせて振りを変えて・・・といった、臨機応変の対応能力も高いんですよね。

会場の広さや床の固さに合わせ、歩幅を変えたり、ジャンプやリフトの高さを変えたり・・・というのを、短時間の間に頭を切り替えてやらなくてはならない。複数で踊る場合は、一言二言交わしただけで、そういう調整が出来ないといけない。

私は、まだ、みなさんのようには急な変更が出来ないので、毎回冷や汗ものです。でも、きっとこういう「臨機応変の能力」というのも、バレエの技能のひとつなんだと思います。バレエの技術というと、何回転出来るか?とか、脚がどれくらい上がるか?ということを思い浮かべてしまうけれど。

生徒の立場で舞台に立っている場合は、先生がお膳立てしてくださるので、臨機応変で対応しなければならない範囲というのは、もちろんあることはあるけれど、バレエボランティアで体験する「臨機応変」に比べればずっと範囲が狭いと思います。

こういう「実践」が沢山体験出来るのもバレエボランティアの魅力かもしれないと思います。こうした「実践」で鍛えていれば、発表会で起こるハプニンブ(振りを間違えてしまったり、位置取り間違えてしまったり)などへの対応能力もぐっと高くなりそう・・・。

ボランティアというのは、他の方に喜んでいただくためにしている・・・というのもあるけれど、実は、いただくものの方が多い・・・というのは、他のボランティア活動をしても(そんなに多くの経験がある訳ではないのですが)感じるのですが、バレエボランティアも同じですね。

実は、トレパックで大きく間違えてしまい、練習不足を反省したのですが、他方で、「こんなフォローをすれば、不自然でなく見えたはず。色々な対応策があったかも」と後で考えました。間違えた場合のフォローの第一は、堂々とした態度と笑顔だと思いますが、その他にも色々な「手」があると思います。

今回は出番の合間に、待ちのダンサーが観客席に入り一緒に鑑賞することが出来て、出演者と観客の距離がぐっと縮まり良かったと思います。

観客席の中に入ってお年寄りの方と一緒に「祭り」を見ましたが、これ、本当に素晴らしい作品ですね。観客席の中にいたから分かったことですが、出演者が何かするたびに、「うわぁ!」「おぉ!」という感じで、歓声があがったり、「ほぉ!」とため息が出るんです。みなさんがどんどん踊りに引き込まれていく感じがすごくよく分かりました。

今回の施設は車椅子の方も多く、そのため移動にも時間がかかるけれど、出来るだけ自分の力で動くことを職員の方は大切にしているように思いました。

みなさん明るくてフレンドリーで、私たちにも積極的に話しかけてくださったり、あちらから手を握ってくださったりしました。また、日ごろから居住者どうしの交流もさかんで、お互いを気づかっているように思いました。

子どもの頃バレエを習ってらしたという81歳のおばあちゃまとヒデキ先生が踊られて、とてもステキでした。

秋は仕事の繁忙期なので、しばらくまた参加出来ないかもしれませんが、次回の参加までにレッスンを重ねて上達して、少しでもいい踊りを見ていただきたいな、と思っています

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