目黒区マミーズホーム公演報告

7月1日(日)目黒区のマミーズホームでバレエボランティア公演を行いました。メンバーの一人がマミーズホームに併設するクリニックで勤務をしていることから、ご紹介を頂きました。

マミーズホームは、目黒駅からバスか学芸大学駅から徒歩という良い立地で、設備が整っていて、入居者の方も職員の方も明るくて気持ちの良い施設でした。公演を受け入れて下さった担当の方を始めとする施設の皆様、どうもありがとうございました。

今回の演目は以下の通り。いつもより短い30分間の舞台を12名のダンサーで作りました。観客は40~50名、多くの方々に舞台を楽しんで頂きました。

「くるみ割り人形より『お菓子の国』」
オープニング
スペイン(チョコレート)
中国(お茶)
ロシア(トレパック)
アラビア(コーヒー)
ギゴーニュ(キャンディボンボン)
フランス(葦笛)
花のワルツ
フィナーレ

新しいレパートリーは「ギゴーニュ」と「花のワルツ」です。この2つは今日のために新振り付けをお願いして練習をしました。そして「葦笛」も改訂版振り付けです。

ギゴーニュは3人で踊りました。中心にギゴーニュ(大人の女性)、2人の子役がキャンディボンボン役です。子役は(舞台に乗る人数であれば)何人でも増やせます。陽気な音楽に合わせてコミカルな振りを付けて頂きました。今回の子役は小学校2年生と5年生。子役のパワーはすごい。二人とも観客の皆様から大人気で、たくさんふれあいをさせて頂きました。

花のワルツは女性4名男性1名の5名で踊りです。花のワルツは曲の長さが7分もあります。平成21年の2月に西葛西保育園でボランティア公演の際にヒデキ先生の振り付けで女性5名の花のワルツを踊りましたが、映像が残っていなくて(涙)振りを起こすができず、今回ボランティアに協力を頂いている先生に新たに振り付けて頂きました。映像を保存しておくのは大切なことを痛感!この花のワルツは何回か再演してレパートリーに組み入れたいと思います。

新たな花のワルツは、7分の長丁場にもかかわらず同じステップの繰り返しは一つもなく、特に最後の方は複雑な隊形移動があり、女性4人の位置取りから手の高さまで揃えるのは、根気の要る作業でした。この花のワルツが作品として完成度を高められるかどうかを一番心配していたのですが、ダンサーの実力が揃っていたことと、先生の細やかな指導のお陰でなんとか本番までに形にすることができました。協力してくださった皆様に感謝します。

葦笛も新振りです。これは平成21年12月に瀬谷保育園で行われた葦笛の踊りを改訂しました。ヒデキ先生原振付のパドゥドゥだったのですが、これをソロのバリエーションに作り直しました。葦笛は3分もある上、元々の振りも難易度が高く、更に2人の踊りを1人で踊って魅せるのは難しいのですが、新作衣装も手伝って、美しく踊ってくれました。

今回は敢えて舞台上のトラブルについてお話しをします。舞台の上では必ず何かトラブルが起きますが、今回はギゴーニュのかつらが落ちてしまいました。お客さんの立場からすると、落ちたかつらが気になって仕方がありません。そのときに素早く対処できるかどうかが重要です。たまたま舞台に乗っていた事務局長が、さりげなく目立たないように拾ってくれました。

また今回あったトラブルの一つに、楽屋を見えないように貼っておいて下さった模造紙が曲の途中で一部剥がれ落ちてしまいました。これも観客からすると気になって仕方がなくなるので、急いで全部外して模造紙を片付けたのですが、ダンサーが、「動揺してしまってその後の踊りの質が落ちました。メンタル強くしないと。」と言っていたのが印象的でした。何があっても集中力を途切れさせないのは重要ですね。

落とし物もありますが、よくあるのが、パドゥドゥを組んでいると男性の衣装(袖の辺り)が女性の髪の毛に引っかかってしまうこと。なかなか取れない上に無理矢理取ると女性の髪の毛がぐしゃぐしゃになってしまって、その後の踊りに支障が出てしまいます。落ち着いてあたかも引っかかるのも振りであったかのようにさりげなく外して、更に女性の髪の毛を上手に直してくれたりすると観客も感動します。

本当に舞台上では何が起こるかわかりません。総じてボランティアメンバーは月1回の公演活動があるので、肝が据わっていて、トラブルに動じない傾向があるように思います。

花のワルツのような7分もある長い作品を演じて、誰も途中で席を立つこともなく、最後まで観て頂くことができました。観客を飽きさせない、単なる自己満足に終わらせないということは、私たちが一番気を使っていることです。最後に客席に伺って一人一人と握手をして感想を聞いていますし、アンテナを張って楽しんで頂いているか感じています。高い評価を得ることができて、本当に嬉しかったです。

「衣装がきれいだったよ」「踊りがすばらしかった」「耳に訴える音楽だけでなく、綺麗な衣装で視覚的に楽しめた」「ダンサーの息づかいが見えるほど近くで見られて素晴らしかった」と好印象でした。皆様にバレエの良さをわかってもらうのは、バレエを愛するメンバーにとり誇らしく喜ばしいことです。

ダンサーにとって舞台は真剣勝負の場で一期一会の貴重な機会です。月に1回にそういう機会を与えられている出会いの奇跡に感謝します。

さて次の舞台は8月19日(日)@元住吉です。去年の8月に実施した施設から再演を望まれています。今回の公演で音響担当を買って出てくれた新人ダンサーがボランティア公演初挑戦の予定です。どのような舞台になるか今から楽しみです。また次回はスリーピーマドンナのジャズボーカルセッションが勢揃いでパワフルかつソウルフルな舞台を作ってくれると思います。

バレエボランティアは皆様の協力の下に成り立っています。ダンサーとして出演を希望する方、楽器を演奏出来る方を募集しています。無論音響や照明や衣装等裏方も大募集中です。舞台を作るのに興味がある方、是非一度公演を見学にきてください。どうぞよろしくお願いいたします。

今回公演させていただいたマミーズホームさんの入り口です。
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地下1Fにあるこちらの食堂で踊らさせていただきました。
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リハの様子。
Flower1

アラビアを踊ってくれたとりさんです!
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出番待ちの二人(トレパック)
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怪しい二人
動物園

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